【台東区】飲食店・店舗の事業系ごみ|有料ごみ処理券の料金と、月いくらかかるかの計算
台東区で、店舗や事務所から出たごみを区の集積所に出せるのは1日45リットル袋で3袋まで(総量50キログラム未満)です。この範囲でも有料ごみ処理券の貼付が必要で、段ボールや古紙などの資源も有料。1日100キログラム以上を出す場合や産業廃棄物を出す場合は、法令上、許可業者への委託が必要になります。
「うちの店から出るごみ、家庭ごみと同じ集積所に出していいんですか」——台東区で新しくお店を始められた方から、私たちが最初に受ける質問は、だいたいこれです。浅草や上野、御徒町、蔵前あたりは飲食店と商店の密度が高く、開店準備の忙しさの中でごみのことは後回しになりがちです。区役所に問い合わせて初めて「事業者のごみは家庭ごみとは別扱い」と知った、という方も少なくありません。
結論は先に書いたとおりですが、実務で効いてくるのは「量」と「券」の2つです。順番に見ていきます。
目次
台東区で、店のごみを区の集積所に出せる条件
台東区は、事業系ごみのうち少量のものに限って区の収集を利用できる仕組みを設けています。条件は次のとおりです。
| 出せる量 | 1日45リットル袋で3袋まで(総量50キログラム未満) |
|---|---|
| 必要なもの | ごみの量に応じた有料ごみ処理券の貼付 |
| 出す時間 | 朝8時まで |
| 分別 | 家庭ごみの分別と同じ |
| 許可業者への委託が必要になる場合 | 1日あたり100キログラム以上の一般廃棄物を出す場合/産業廃棄物を出す場合 |
出典:台東区「事業者のごみの出し方について」(2026年8月時点の記載)
大前提として、事業系ごみは事業者自身が責任をもって処理する(自己処理責任)ことが法令で定められています。区の収集を使えるのは、あくまでその例外的な受け皿として少量分が認められている、という位置づけです。「区が回収してくれるから無料」ではありません。
有料ごみ処理券はいくらか
券の値段は東京23区で共通です。2023年(令和5年)10月1日に改定され、現在は次の価格になっています。
| 券の種類 | 1枚あたりの価格 | 改定前(2017年10月〜2023年9月) |
|---|---|---|
| 10リットル券 | 87円 | 76円 |
| 20リットル券 | 174円 | 152円 |
| 45リットル券 | 391円 | 342円 |
| 70リットル券 | 609円 | 532円 |
出典:台東区「令和5年10月1日から東京23区の事業系有料ごみ処理券の料金が変更になりました」。一般廃棄物処理手数料が1キログラムあたり40.0円から46.0円に改定されたことに伴うもので、23区が同時に実施しました。
ここで一度、電卓を叩いてみてください。45リットル袋を1日1袋出す店で、月25営業日なら 391円 × 25 = 9,775円。上限いっぱいの1日3袋なら、391円 × 3 × 25 = 29,325円です。券代だけで、これだけかかります。
※上記は公表価格から機械的に計算した目安です。実際の営業日数・排出量によって変動します。
「区に出せば安く済む」と思われがちですが、袋数が増えてくると、その前提は崩れます。しかも券を買いに行く手間と、朝8時までに出しに行く人手が、毎日ここに乗ります。
段ボール・古紙などの「資源」も有料です
見落とされやすいのがここです。台東区では、事業者が出す資源もごみと同様に有料です。無料で持っていってもらえるわけではありません。
| 対象になる資源 | 古紙類・びん・缶・ペットボトル・プラスチック |
|---|---|
| 出せる量 | 少量(1日50キログラム未満)の事業系資源に限る |
| 出し方 | 種類ごとにひもで束ね、目立つところに有料ごみ処理券を貼って資源集積所へ。決められた資源回収日に出す |
| 料金の目安 | 新聞・雑誌類は高さ10センチメートルで10リットル券1枚/段ボールは2枚で10リットル券1枚 |
出典:台東区「事業者の資源の出し方」(2026年8月時点の記載)
段ボール2枚で10リットル券1枚、というのは、仕入れのある店にとってはかなり重い条件です。飲食店でも物販でも、開店直後や繁忙期は段ボールが一気に増えます。1日に20枚出れば、それだけで券10枚分。ここが効いてきます。
45リットル3袋を超える店は、どうなるか
超えたら区の収集は使えません。一般廃棄物収集運搬業の許可を持つ業者に委託することになります。とくに1日100キログラム以上を排出する事業者は、法令上、委託が必要と定められています。
どのあたりが分かれ目かというと、私たちの実感では次のような店です。
- ランチとディナーの両方を回している飲食店(生ごみと空き瓶で袋が一気に埋まる)
- 24時間営業のコンビニ・スーパー(袋数より「回収の頻度」が問題になる)
- 仕入れの多い物販店(段ボールが毎日出る)
- フロア単位で入居しているオフィス(紙が主役になる)
逆に、小規模なサロンや事務所で、1日1袋で収まっていて朝の人手にも余裕があるなら、区の券で運用したほうが安く済むことは普通にあります。全部を業者に頼むのが正解、というわけではありません。私たちも、量を伺った上で「それなら区の券のほうが安いです」とお伝えすることがあります。
私たちにできること、できないこと
コスモ・セイビは昭和56年(1981年)創業、40年以上ごみの回収をしてきた会社です。台東区では2026年8月から、中央区・千代田区に加えて回収を始めました。
できること
- 店舗・オフィス・工場から出る事業系一般廃棄物の定期ルート回収(東京二十三区清掃協議会 許可番号 第1094号/認定番号 第IS27750号)
- 契約書・顧客リストなどの機密文書の回収。ごみの回収と窓口をひとつにまとめられます
- 分別・品目・回収頻度のご相談を含む無料の訪問見積り
できないこと
- 産業廃棄物の回収は行っておりません。許可は保有していますが、現在この事業は行っていません。産業廃棄物が混ざる場合は、その分を別の業者様へ手配していただく必要があります
- ご家庭から出る不用品の回収も行っておりません(事業者様向けの回収に限らせていただいています)
「まとめて全部お任せください」と言えたほうが格好はつくのですが、許可の区分を越えて請け負うことはできません。できない範囲は最初にお伝えします。
よくあるご質問
台東区で事業系ごみを区の集積所に出すとき、有料ごみ処理券は必ず必要ですか?
必要です。台東区は、排出量が1日45リットル袋で3袋まで(総量50キログラム未満)の事業者について区の収集を認めていますが、その場合もごみの量に応じた有料ごみ処理券の貼付を求めています。券は区内の商店・コンビニエンスストア・台東清掃事務所などで購入できます。券を貼っていないと収集されずに残されることがあります。
1日に45リットル袋3袋を超えたら、どうすればいいですか?
区の収集は利用できないため、一般廃棄物収集運搬業の許可を持つ業者に委託することになります。とくに1日あたり100キログラム以上の一般廃棄物を排出する場合は、法令上、委託が必要と定められています。量が読めない場合は、実際にどれくらい出ているかを一度計ってみるのが確実です。私たちの無料訪問見積りでも、その場で量を確認します。
段ボールや古紙も有料ごみ処理券が必要ですか?
必要です。台東区では事業者が出す資源もごみと同様に有料で、種類ごとにひもで束ね、目立つところに券を貼って資源集積所に出します。料金の目安は、新聞・雑誌類が高さ10センチメートルで10リットル券1枚、段ボールは2枚で10リットル券1枚です。出せるのは1日50キログラム未満の少量分で、決められた資源回収日に出す必要があります。
産業廃棄物も一緒に回収してもらえますか?
いいえ、産業廃棄物の回収は行っておりません。許可自体は保有していますが、現在この事業は行っていないためです。お引き受けできるのは事業系一般廃棄物と機密文書になります。産業廃棄物が含まれる場合は、その分は別の業者様への手配が必要です。どちらに該当するか分からない品目があれば、お電話でお聞かせください。区分の判断だけでもお答えします。
台東区以外でも回収してもらえますか?
中央区・千代田区・台東区を中心にお伺いしています。許可の範囲は東京23区全体(東京二十三区清掃協議会 第1094号)ですので、3区以外のご相談も一度お問い合わせください。定期ルートの都合で対応できる曜日が限られる場合があります。
まずは量を見せてください
ごみの費用は、袋の数と回収の頻度でほぼ決まります。逆に言えば、実際に出ている量さえ分かれば、区の券で足りるのか、業者に頼んだほうが安いのかは、その場で判断できます。台東区で開店準備中の方も、いま出ている量が適正か分からない方も、まずはお気軽にご相談ください。無料でお伺いします。
お電話でのご相談:047-401-0192
受付時間 9:00〜17:00(日曜定休)